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ステーブルコインとは — 価格が動かない暗号資産の仕組みとリスク

2026-09-04 · CoinMado · 読了約1分

USDT・USDCなどステーブルコインが価格を保つ仕組みと、種類ごとのリスクの違いを解説します。ディペッグが起きる条件も説明します。

ステーブルコインとは

ステーブルコインは、法定通貨などに価値を連動させた暗号資産です。多くは米ドルに1対1で連動するよう設計されており、1トークン=約1ドルで推移します。

CoinMadoの銘柄一覧でUSDT・USDCなどが常に「約1.00ドル」「変動率0.0%」と表示されるのはこのためです。

何に使われるのか

  • 取引の基軸:多くの取引所でBTC/USDTのようにステーブルコイン建てで売買される
  • 一時的な退避:値動きの大きい銘柄から一時的に移しておく
  • 送金:法定通貨より速く、時間帯を問わず送れる
  • DeFi:貸借や流動性提供で広く使われる

種類と仕組みの違い

「価格が動かない」という結果は同じでも、それを実現する方法はまったく違います。 リスクの性質も異なります。

1. 法定通貨担保型(USDT・USDCなど)

発行元が銀行に米ドルや短期国債を保有し、その裏付けでトークンを発行します。

  • 仕組みが単純で理解しやすい
  • 発行元を信用する必要がある:本当に資産があるか、いつでも償還に応じるか
  • 監査報告や準備金の開示内容が、発行元によって差がある
  • 発行元が特定アドレスを凍結できる場合がある

2. 暗号資産担保型(DAIなど)

ETHなどの暗号資産を担保に発行します。担保自体の価格が変動するため、発行額より多くの担保を預ける(過剰担保)設計になっています。

  • 発行元への信用に依存しない
  • 担保の急落時に清算が発生する
  • 仕組みが複雑で、想定外の動きが起きうる

3. 無担保・アルゴリズム型

担保を持たず、需給をプログラムで調整して価格を保とうとする方式です。

この方式は過去に大規模な崩壊を起こしています。 2022年のTerraUSD(UST)は、価格が1ドルから急落して短期間でほぼ無価値になり、市場全体に波及しました。

「価格が安定している」という表示は、その仕組みが健全である保証にはなりません。

ディペッグ

連動が外れて1ドルから乖離することをディペッグと呼びます。

法定通貨担保型でも起きます。2023年にはUSDCが、準備金を預けていた銀行の破綻懸念から一時0.87ドル付近まで下落しました。その後、預金保護の方針が示されて回復しています。

ディペッグは「発行元や担保に対する信用の変化」で起きます。 価格が動かないことと、リスクが無いことは別です。

確認しておくとよい点

ステーブルコインを扱う際に見ておくとよい項目です。

  • 準備金の内訳が公開されているか(現金か、他の資産か)
  • 監査や証明の報告が定期的に出ているか
  • どの国の規制下にあるか
  • 過去にディペッグを起こしたことがあるか

いずれも発行元の公式資料で確認できます。SNSの情報ではなく、一次情報を見ることが重要です。

日本での扱い

日本では2023年の改正資金決済法により、ステーブルコインが「電子決済手段」として位置づけられました。国内で発行・仲介できる事業者には登録が必要です。

海外発行のステーブルコインを国内の取引所で扱う場合も、この枠組みの対象になります。制度は変更されることがあるため、最新の情報は金融庁の公表資料で確認してください。


※本記事は情報提供を目的としており、投資助言ではありません。

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